講師プロフィール
一芸は、時代を超える武器になる!
ご覧いただきありがとうございます。
雅号:芳耀(ほうよう)
1992年奈良県生まれ
大阪樟蔭女子大学国文学科書道コース卒業後、近畿大学附属高等学校(書道)非常勤講師10年、小学校(書写)で1年勤務後、独立。
2025年6月より、天理市と学園前で書道教室 主催。
大人の女性専用「美文字オンラインレッスン」も主催。
はじめまして
高校と小学校で10年間、書道講師として勤務したのち、
現在は書道教室と大人の美文字オンラインサロンを主宰している芳耀です。
これまで10年間、書道を通して、のべ3,500人以上の生徒たちと向き合ってきました。
学校現場では、基本から、書で表現する創作まで幅広く指導してきました。
その中で私自身が感じたことは、書は「自分と向き合い、心を鍛える」
人格形成だと生徒たちから学ばせてもらいました。
デジタル化が進み、ペーパーレスが当たり前になった現代。
手書きの文字に触れる機会は、どんどん減っています。
だからこそ、自分自身を整え「精神統一」が今の時代にこそ必要な学びでは、ないでしょうか。
書道は、ただ「きれいな字」を書くためのものではありません。
書道には、「文房四宝」という大切な道具が4つあります。
それは、「筆墨硯紙」です。
現代は、「墨液」という楽な道具がありますが、
墨(固形墨)をゆっくり時間をかけて磨ることは、非効率なのでしょうか?
効率化ばかりを求め、便利なものばかりが流行し、昔からある本質的な物やことが消えていき、
この世から「本物」が薄れていくことに残念でなりません。
流行りに乗ってすぐに買い、飽きたら手放す。
そんな「使い捨て」の価値観が当たり前になりつつある今、
「時間をかけて身につける力」が見直され始めています。
字を書くために、墨を磨りながら、呼吸を整え、自分の心を澄ませる
この「余白」の中にこそ、人として大切な感性や集中力、
そして、「生きる力」が宿っているのです。
すぐに結果が出なくても、コツコツと積み重ねたものだけが、
一生の土台となって生き続けていきます。
私自身、書の道に進学することを志したのは、高校2年生の時でした。
書道の授業中に、書道の先生に「あんた、書道の道に行かへんのか?」と
サラッと言ってもらった言葉がきっかけで、書の道に進学しました。
また、4歳の時に地元の書道教室へ習い始めたのが、私の書道人生の始まりと言っても
過言ではありません。中学生になったら、書道辞めようと思っていた私に、小学6年生の冬に
先生が「中学になったら、もっと上達するわ〜!続けや!!」と言ってくれ、中学生になっても
その先生の元で、学ばせてもらっていました。
子どもたちにとって、大人の一言にどんなきっかけがあるか分かりません。
私の人生の道を開いてくださった恩師と師匠のように
私も生徒さんたちにとって、人生の伴走者となり
一緒に成長していきたいと思っています。
最後に、時間をかけて鍛錬してきたものは、人生を豊かにしてくれることでしょう。
それは、これからの時代にこそ必要な、本当の強さだと私は思います。
一芸は、時代を越える武器になる!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
書道家 芳耀